yamacb’s blog

病気がちな体質ですが、色々な事をブログに載せていきたく思います。

放射能って?

ガイガーカウンターで当時放射線被爆による影響について、当時、心配になって色々調べていました。
思い出しながら記載していこうかと思います。

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1.放射線量の基準年間被爆

職業として放射線を扱う人は1年間で50ミリシーベルト以下、5年間で100ミリシーベルト以下、一般の人は1年間で1ミリシーベルト以下と線量限度が法律で定められています。

1mSv/年は1000μSv/年ですので、計算してみます。
1000÷365÷24 = 0.114155251142

0.11μSv/h以下なら一般の人の線量限度以下になります。


2.放射線量における影響

法律的には一般には1mSv/y以下なら大丈夫だと
されてますが、BEIRの2005年の報告によると
被爆のリスクは低線量に至るまで比例してあって、しきい値は無いそうです。
細胞(遺伝子)の異常発生はリスクと比例して確率的です。


単位
1 シーベルト(Sv)=1,000 ミリシーベルト(mSv)=1,000,000 マイクロシーベルト(μSv)

BEIR
米国科学アカデミー研究審議会の「電離放射能」の影響に関する委員会:Committee on the Biological Effects of Ionizing Radiation

3.放射能単位の種類

シーベルトSv
放射線が人間に与える影響(健康)を評価する値

放射線の種類によって影響が違います。
ガンマ線やベーター線を1とすると、アルファ線が20、中性子線が2.5〜25となります。

次に臓器の場所によっても放射線の影響のうけやすさが違います。係数は
0.12
乳房、結腸、肺、胃、骨髄
0.08
生殖腺
0.04
食道、甲状腺、肝臓、膀胱
0.01
脳、唾液腺、骨、皮膚

シーベルトとは
ガンマ線が全身に均一に当たった場合にはグレイとシーベルトの値は等しくなります。

シーベルト値=組織のグレイ値×放射線加重係数×組織加重係数の合計

シーベルト被爆のリスク
シーベルト被爆でガンで死ぬリスクが1000人に55人の割合5%で増加します。

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*グレイGy
物質の単位質量あたりに放射線から受けるエネルギー量を示す単位です。

グレイはジュールJ/キログラムkgで(J/kg)で、1グレイは質量1キログラムあたりに1ジュールのエネルギーを放射線から受けたこととなります。

1ジュールは約0.24カロリー(cal)で、標準大気圧の1気圧で20℃の水1gを約0.24℃上昇させるエネルギーに相当するそうです。

*ベクレルBq
1秒あたりに放射性物質原子核が変化(壊変)して放射線を出す能力の強さを表します。
たとえば1秒間のうちに3個の原子核が変化して放射線を出した場合には3ベクレルです。
使い方の例ですが、お米1キログラムには天然の放射性カリウムが30ベクレル含まれているとか、原発事故で放射性セシウムが約10^16ベクレルが環境に放出されたとかの表し方をします。

放射線には半減期がありますので放射性セシウムで約30年、放射性炭素では約6000年です。
ある時点で100ベクレルあったものは半減期で50ベクレルに減ります。


4.基準と予想されるガン死亡の発生率

一般の人々
1mSv/y 2500人に一人
放射線業務従事者
20mSv/y 125人に一人
福島事故労働者
250mSv/1回 10人に一人
避難指示
20mSv/y 31人に一人(子供の場合)


5.年齢による影響の違い
年齢が低くなる程放射線の影響があります。
平均は、30歳で3731人となります。

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